指しゃぶり

小児歯科学会としての見解

指しゃぶり

指しゃぶりに対する専門領域の意見が異なるためアドバイスする事が難しいので乳幼児健診や育児相談の場で混乱が生じています。

小児歯科学会としての専門家の考え方や、文献を基にして、状態と今後の見守りをどうするかについてお話します。

指しゃぶりのため上の歯並びが出っ歯になっています。指しゃぶりをやめれば自然と治るケースが多いです。

親指の第一関節部のたこです。このケースは親指のみですがほかの指の場合もあります。

指しゃぶりの原因と傾向

胎生14週頃より、お母さんのお腹の中で手を持っていき24週頃には指を吸う動きが出てきます。
32週に入ると指を吸いながら羊水を飲み込む動きが出てきます。
これは、生まれてすぐ母乳を飲む為の練習として重要な動きをしていると考えられていますがはっきりしていません。

生後2~4か月

生後2~4か月では、口のそばにきた指や物を無意識に吸うようになります。
これは、形や味、性状を学習する為と考えられています。

その後、つかまり立ち、伝い歩き、ひとり立ちや歩きはじめる頃には一般的に減少する傾向にあります。

1歳以降

1~2歳になってくると、遊びがはじまり、徐々に指しゃぶりは減少しますが退屈なときや眠い時にみられるようになります。

3歳以降、就学前までは親子の分離ができ、家庭から外へ
また、友人と遊ぶようになり自然と減少していきます。

まれに、学童期になっても頻繁に指しゃぶりをする子がいます。
こういった場合にはそろそろ対応が必要となります。

小児科医と小児歯科医と臨床心理士のそれぞれの考え方

小児科医の考え方

生活環境、心理的状況を重視して無理に止めさせない意見が多い。

小児歯科医の考え方

歯並び、噛み合わせ、発音、嚥下など顎の発育の影響が出てくるので口腔機能を健全に発達させる為4~5歳頃からアドバイスする必要があると考えられています。

臨床心理士の考え方

生理的なものとしているが、4~5歳になっても持続する場合は人間関係や遊ぶ時間、又退屈などによって子どもの心理面からの行動と考えられています。

斎藤小児歯科としての考え方

斎藤小児歯科としては、2歳頃までは、神経質にならず子どもをあたたかく見守ってほしいです。

4~5歳になっても頻繁に指しゃぶりを行っている場合は、焦らずにゆっくりと「ダメ」ではなく「やめたほうがいいよ」という対応でまずスタートして下さい。

小学校に入ってもまだ継続している場合は、精神的な面、心理的な面を含めて専門的な対応が必要と考えられますが、小学校の低学年、上の前歯4本ぐらいが永久歯で、いわゆる出っ歯でも、指しゃぶりをやめれば何もしないで治るケースもあります。

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